匿名係長のライスワーク

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【学習編】株式投資初心者が学ぶべき有名な投資家を紹介【海外編】

 株式投資とは、企業の発行する株式を購入して、配当金や株価の上昇による利益を得ることです。株式投資には、さまざまな方法や戦略がありますが、それらを学ぶには、有名な投資家から知識やノウハウを得るのがおすすめです。

 

そこで、この記事では、株式投資初心者が学ぶべき有名な海外の投資家を紹介します。それぞれの投資家の特徴や内容、おすすめのポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

有名な海外の投資家

ウォーレン・バフェット

ウォーレン・バフェットは、アメリカの投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOであり、世界一有名な投資家と言われています。資産総額約800億ドルを超える世界3位の大富豪でありながら、質素な生活を続けていることでも有名です。

 

ウォーレン・バフェットの投資スタイルは、長期のバリュー投資です。バリュー投資とは、実際の企業価値よりも割安になっている株を見つけて購入し、値上がりしてから売却することで利益を得る手法です。非常に価値があると判断した企業の株を、低い値段で買い続け、長期的に値上がりを待つのだそうです。

 

ジョージ・ソロス

ジョージ・ソロスは、ハンガリー出身の投資家であり、世界三大投資家のひとりと言われています。ウォーレン・バフェットと同じ1930年にブダペストで生まれ、ユダヤ人としてホロコーストを生き抜いた過去を持っています。

 

ジョージ・ソロスは、「イングランド銀行を潰した男」として有名です。1992年にイギリスが欧州通貨制度に参加した際、ポンドの切り下げを予測して100億ドル規模の空売りを仕掛けました。その結果、イングランド銀行はポンドを買い支えきれず、ポンド危機に陥りました。ひとりの投資家が銀行を潰した、衝撃的な出来事です。

 

ジョージ・ソロスの投資スタイルは、マクロ経済や政治などの大きな流れを見極めて、通貨や債券などの金融商品を売買するものです。彼は自らの投資理論として「反フライバーシー理論」を提唱しています。これは、市場の参加者の認識が現実に影響を与えるという考え方です。

 

ジム・ロジャーズ

ジム・ロジャーズは、アメリカの投資家であり、世界三大投資家のひとりと言われています。1942年にアラバマ州で生まれ、イェール大学やオックスフォード大学などの名門校で学びました。

 

ジム・ロジャーズは、ジョージ・ソロスとともに「ソロスファンド(後のクォンタム・ファンド)」を立ち上げ、10年間で4200%という信じられないほどの利益を上げました。その後、37歳で投資家として引退し、テレビに多く出演するようになりました。

 

ジム・ロジャーズの投資スタイルは、個別株から商品先物まで幅広く投資しており、状況に応じてロング(買い)とショート(売り)のポジションを使い分けています。彼は自らの投資哲学として「冒険投資家」という言葉を使っています。これは、自分の目で見て確かめた情報に基づいて投資するという考え方です。

 

ピーター・リンチ

ピーター・リンチは、アメリカの投資家であり、世界的に有名なファンドマネージャーです。1944年にマサチューセッツ州で生まれ、ボストンカレッジやウォートンスクールなどの名門校で学びました。

 

ピーター・リンチは、1977年から1990年まで、フィデリティ・インベストメンツのマゼラン・ファンドの運用責任者を務めました。その間、マゼラン・ファンドは、年平均29.2%という驚異的なリターンを上げ、資産規模は1800万ドルから140億ドルにまで拡大しました。これは、世界最高の投資成績のひとつと言われています。

 

ピーター・リンチの投資スタイルは、中期のグロース投資です。グロース投資とは、将来の成長が期待できる株を見つけて購入し、値上がりしてから売却することで利益を得る手法です。彼は、自分の身の回りの商品やサービスに注目し、その企業の株を買うことを推奨しています。彼は自らの投資哲学として、「株は自分の知っているものでやるものである」という言葉を残しています。

 

レイ・ダリオ

レイ・ダリオは、アメリカの投資家であり、世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」の創業者兼会長です。1949年にニューヨーク州で生まれ、ロングアイランド大学やハーバード大学などの名門校で学びました。

 

レイ・ダリオは、1975年に自宅の居間でブリッジウォーター・アソシエイツを設立しました。その後、独自の投資理論やシステムを構築し、ヘッジファンドの業界で高い評価を得ました。現在、ブリッジウォーター・アソシエイツは、約1600億ドルの資産を運用しており、世界最大のヘッジファンドです。

 

レイ・ダリオの投資スタイルは、長期のマクロ経済や政治などの大きな流れを見極めて、通貨や債券などの金融商品を売買するものです。彼は自らの投資理論として「経済機械」という言葉を使っています。これは、経済は人間の行動や感情によって動く機械であり、その仕組みを理解すれば、将来の動きを予測できるという考え方です。

 

まとめ

この記事では、株式投資初心者が学ぶべき有名な海外の投資家を紹介しました。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、ジム・ロジャーズ、ピーター・リンチ、レイ・ダリオの5人の投資家は、それぞれ異なる投資スタイルや哲学を持っており、株式投資の多様性や奥深さを感じさせてくれます。彼らの著書やインタビューなどを読んで、株式投資の知識やノウハウを学ぶことができます。株式投資に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。