匿名係長のライスワーク

株と投資、仕事とビジネス。気になることを気ままにつぶやきます。雑談多めです。

日経平均株価が上昇しているのは何故か?主な要因を4つ紹介【株式投資初心者】

 日経平均株価とは、日本の株式市場の動向を表す指数の一つです。日経平均株価が上がるということは、日本の株式市場が好調であるということです。しかし、日経平均株価が上がる理由は、単純に日本の経済や企業の業績が良くなっているということだけではありません。金融政策や投資家の心理なども影響しています。この記事では、日経平均株価が上昇しているのは何故か?という疑問に答えるために、日経平均株価が上がる主な要因を4つ紹介します。

f:id:nu-nu123:20240113144324j:image

 1. 日銀の金融緩和政策

 日本銀行(日銀)は、日本の経済を刺激するために、金融緩和政策を実施しています。金融緩和政策とは、日銀が市場に大量のお金を供給することで、金利を低くする政策です。金利が低くなると、借り入れや投資がしやすくなります。特に、株式投資には資金が必要なので、金利が低いと株式投資に資金が流れやすくなります。株式投資に資金が流れると、株価が上昇します。株価が上昇すると、日経平均株価も上昇します。つまり、日銀の金融緩和政策は、日経平均株価を上げる要因の一つです。

 

 2. バフェット氏の日本株投資

 米国の有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏は、2023年8月に日本の株式に投資したことを発表しました。バフェット氏は、日本の5大商社(伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅)に合計約6兆円分の株式を保有しているということです。バフェット氏は、世界的に影響力のある投資家なので、彼の投資判断は多くの人に注目されます。バフェット氏が日本の株式に投資したことは、日本株の魅力が高まったということを意味します。日本株の魅力が高まると、日本株に投資する人が増えます。日本株に投資する人が増えると、株価が上昇します。株価が上昇すると、日経平均株価も上昇します。つまり、バフェット氏の日本株投資は、日経平均株価を上げる要因の一つです。

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」 資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか

 

3. 東証の低PBR銘柄への要求

 東京証券取引所(東証)は、2023年9月に株価純資産倍率(PBR)が1倍を下回る銘柄に対して、資本効率や収益性の改善を求めるという方針を発表しました。PBRとは、株価を1株あたりの純資産で割った値で、株式の割安度を表す指標です。PBRが1倍を下回るということは、株価が純資産よりも安くなっているということです。東証は、このような低PBR銘柄に対して、自己資本利益率(ROE)を8%以上にするか、自社株買いを行うか、株主還元を増やすか、などの対策を取るように要求しました。東証の要求により、低PBR銘柄は、資本効率や収益性を改善するために努力する必要があります。低PBR銘柄が資本効率や収益性を改善すると、株価が上昇します。株価が上昇すると、日経平均株価も上昇します。つまり、東証の低PBR銘柄への要求は、日経平均株価を上げる要因の一つです。

 

 4. 機関投資家のポジション調整

 機関投資家とは、年金基金や投資信託などの大口の投資家のことです。機関投資家は、日本株の「持たざるリスク」を意識して、ポジション調整を行うことがあります。「持たざるリスク」とは、日本株が上昇しているのに、日本株を持っていないことで損失を出すリスクのことです。機関投資家は、このリスクを回避するために、日本株を買ってポジションを増やすことがあります。機関投資家が日本株を買うと、株価が上昇します。株価が上昇すると、日経平均株価も上昇します。つまり、機関投資家のポジション調整は、日経平均株価を上げる要因の一つです。

 

まとめ

 日経平均株価が上昇しているのは何故か?という疑問に答えるために、日経平均株価が上がる主な要因を4つ紹介しました。それらは、日銀の金融緩和政策、バフェット氏の日本株投資、東証の低PBR銘柄への要求、機関投資家のポジション調整です。これらの要因は、日本の経済や企業の業績だけではなく、金融政策や投資家の心理なども関係しています。日経平均株価の動きを見るときは、これらの要因を考慮する必要があります。日経平均株価の上昇は、日本の株式市場の活性化を示すものであり、株式投資に興味を持つきっかけになるかもしれません。株式投資を始める前には、株式の基礎知識やリスク管理などをしっかり学ぶことも重要です。

 

もちろん株式投資は、自分の判断で行うものですので、自己責任でお願いします。日経平均株価の上昇について、少しでも理解できたら幸いです。