匿名係長のライスワーク

株と投資、仕事とビジネス。気になることを気ままにつぶやきます。雑談多めです。

ブルガリヤヨーグルトが自主回収と話題なので明治を考察してみた【株式投資】

こんなニュースが入ってきました。

食品メーカー「明治」は動物用の医薬品の成分が含まれている可能性があるとして関西工場で製造した「ブルガリアヨーグルト」約12万個を自主回収すると発表しました。

 

明治と言えば、ブルガリヤヨーグルトかガッキーのチョコのCMを思い浮かべますよね?

 

11月13日 終値 一株あたり 3328円

 

株価に影響が出るのか、明治について株式投資家目線で考察してみました。

 

明治ホールディングス(2269)

 

事業内容


株式会社明治は、食品と医薬品の2つの事業領域で、人々の健康に貢献する企業です。100年以上の歴史を持ち、チョコレートやヨーグルト、牛乳などのおなじみの商品を提供するとともに、感染症や中枢神経系疾患の治療薬などの医療用医薬品や、農薬や動物薬などの薬品も開発・製造しています。

明治グループの売上高は、2021年3月期で1兆1,918億円(食料品4位/123社)、純利益は657億円(4位/123社)でした。2022年3月期の連結業績予想は、売上高1兆2,000億円(前期比4.3%増)、営業利益1,000億円(同6.4%減)、純利益670億円(同2.0%増)となっています。

 

明治グループの強み

 

 食と医薬の専門性を追究し続けることで、創造・革新的な価値を生み出していることです。明治グループは、カカオ豆と乳酸菌の研究開発に特化し、その経験と知見を活かした商品開発・サービス提供を行っています。チョコレートは、おいしさだけでなく、健康への影響についての研究も進め、乳酸菌は5500にも及ぶ種類をベースに新たな価値提供を目指しています。

 また、研究所連動のような組織力の発揮も重要となっており、研究者支援も行っています。医薬品事業では、感染症治療薬・中枢神経系疾患治療薬・ジェネリック医薬品の3軸で疾患者向けの医薬品開発を行い、農薬事業と動物薬事業では人々が口にするものの健康や安全を守るための薬品の開発を行っています。

 

海外事業

 

 明治グループは、国内だけでなく、海外でも事業展開を行っています。中国・アジア・アメリカを中心に、その土地にあった製品の製造と販売を行っており、海外拠点で働く従業員の割合は、グループ全体の約26%を占めています。

 海外市場のニーズに応えることで、グローバルな競争力を高めています。

 

まとめ

 

明治グループは、食と医薬の専門性を追究し続けることで、人々の健康に貢献する企業です。長年培った研究開発力と品質に加え、イノベーション力やグローバル展開力も持っています。株式投資家としては、明治グループの今後の成長や価値創造に注目していきたいところです。