匿名係長のライスワーク

株と投資、仕事とビジネス。気になることを気ままにつぶやきます。雑談多めです。

【株式投資】まだ、間に合う。太陽光パネル製造、リサイクルできる企業NPC(6255)について考察してみた。

 太陽光パネルリサイクルの需要は、日本では今後数年で拡大する可能性があります。太陽光発電の導入拡大により、太陽光パネルの廃棄量も増えると予想されています。そのため、リサイクルに対しても巨大な需要が生まれると考えられます。

 

太陽光パネルのリサイクルには、ガラスやアルミニウムなどの金属資源を回収することが重要です。しかし、これらの資源は高温や化学溶剤などの環境負荷の大きい処理が必要です。現在、太陽光パネル重量の最大95%が既存の技術でリサイクル可能であり、ガラスとアルミニウムの回収が容易ですが、、銀やや鉛などの重金属は効率的に抽出されていません。

 

太陽光パネルのリサイクルを促進するためには、事業者やメーカーに対して積立計画や情報提供を義務化したり、FIT制度を強化したりすることがが検討されています。また、リサイクル技術の革新も期待されています。

 

太陽光パネルリサイクルは、再生可能エネルギーの持続可能性に貢献するだけでなく、資源循環型社会づくりにも寄与すると言えます。

 

そんな中で気になる企業NPCについて考察してみました。

f:id:nu-nu123:20231224070800j:image

NPCとは

 太陽光発電分野で装置関連事業とと環境関連事業に従事しています。同社は日本国内だけでなく、アジアや欧米など海外にも拠点を持ち、グローバルな事業展開を行っています。

 

NPCの業績

 NPCの主力商品は太陽電池の製造装置です。同社はパネル解体装置や各種の製造ライン一括請負も行っており、太陽光発電システムの設計から施工まで一貫してサポートしています。同社は自社開発した「NPP(Next Generation Power Plant)」というシステムを中心に、高性能・高効率・低コストな太陽電池システムを提供しています。

 

NPCの2023年8月期第1四半期(4-6月)の連結売上高は93.22億円で前年同期比11.4%増加しました。経常利益は9.66億円で前年同期比64.5%増加しました。最終利益は9.99億円で前年同期比8.9%増加しました。1株当たり利益(EPS)は46.2円で前年同期比8.8%増加しました。1株当たり配当金(DPS)は2円で前年同期比0円減少しました。

 

NPCの2024年8月期第1四半期(7-9月)の連結売上高予想は1033億円で前年同期比11.4%増加する見通しです。経常利益予想は15.88億円で前年同期比64.5%増加する見通しです。最終利益予想は10.88億円で前年同期比8.9%増加する見通しです。1株当たり利益予想(EPS)予想は50.2円で前年同期比8.8%増加する見通しです。

 

NPCの株価

NPCの株価チャートを見ると、2023年11月29日に869円という高値をつけた後、下落トレンドに入りました。2023年12月20日時点では793円となっており、約10%下落しています。しかし、過去3年間では約25%上昇しており、長期的に見れば成長性が高い銘柄だと言えます。

 

NPCへの投資判断

NPCへの投資判断については、以下のようなポイントが考えられます。

 

強み : NPCは太陽電池の製造装置の大手であり、高性能・高効率・低コストな太陽電池システムを提供しています。同社は自社開発した「NPP」システムを中心に、太陽光発電分野での技術力と競争力を高めています。また、海外市場にも積極的に進出しており、グローバルな事業展開を行っています。


弱み:NPCは太陽電池の製造装置に特化しており、他の分野への多角化が進んでいません。同社は太陽光発電市場の動向に大きく左右されるため、需要の変動や価格競争に対応する必要があります。また、同業他社との差別化やイノベーションの創出にも挑戦しなければなりません。


チャンス:NPCは太陽光発電市場が拡大する中で、自社の強みを生かして成長する機会があります。同社は環境問題やエネルギー問題に対する社会的な関心の高まりを受けて、太陽光発電システムの普及と貢献を目指しています。また、新興国や発展途上国などの未開拓の市場にも進出する可能性があります。


リスク:NPCは太陽光発電市場の変化に敏感に反応する必要があります。同社は政策や規制、為替や原材料価格、自然災害や事故などの不確実な要因によって、業績や株価に影響を受ける可能性があります。また、同業他社や新規参入者との競争も激化する可能性があります。

 

まとめ

NPCは太陽電池の製造装置の大手であり、太陽光発電分野での技術力と競争力を持っています。同社は自社開発した「NPP」システムを中心に、高性能・高効率・低コストな太陽電池システムを提供しています。同社は海外市場にも積極的に進出しており、グローバルな事業展開を行っています。NPCへの投資判断には、同社の強みと弱み、チャンスとリスクをバランスよく考慮する必要があります。太陽光発電市場の拡大と変化に対応できるかどうかが、同社の将来性を左右するでしょう。